幸せへの階段!

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第21話 最後の調停その3

うつ病。それは私の心の傷に医者さんが付けた名前です。薬もある。最新医学では手術さえもあるようだ。癒えない傷・・・・それを私は卑怯にも駆け引きの道具に使った。

「何をするか判りませんよ」

・・・書記官は黙り込みました。とりあえず別室に私は移され、裁判官を交えて話し合ったようです。

女性の調停員が私を呼びに来ました。ちょっとだけ調停員さんと話をしました。私はこういう性格だから、言わずにはおれない。正義と思ったことは貫き通してきたと。

そしてもとの部屋に帰ると裁判官と書記官、調停員さんが待っていました。元嫁の姿はありません。

「特例ですが・・・・別々の部屋で調書の確認をします。・・・」
書記官の若い男性職員は小さく言いました。
彼には初めてのケースだったのかもしれない・・・。脅しとも取れるこのカードで私はことを有利にしました。

裁判官を前に、両脇に調停員。わたしは臆することなく読み上げる調書を一字一句洩らさないように神経を集中しました。
最後に裁判官が「これでよろしいですか?」と質問してきたので、女性の調停員さんに「言いたいことは言わずにはいられませんから・・・」とことわると微笑みで返してくれました。

まず、慰謝料代わりに要求した。6万円の掃除代に消費税分を上乗せすること。そして司法書士の先生とも話した結果、家の売却には同意する旨の文書を盛り込むこと。その文言でした。
私は「関係書類には印を必ず押すこと。」を前面に押し出して書くことを主張しました。
コレには、裁判官も書記官も面食らったようで、そこまでの書き方はできないと言われました。
逆に私は裁判官に言いました。

「私は、元妻を信用できない。それは調停員さんも同意見でした。ですから其処までの文章を盛り込まないとすぐに裏切ります。コレは私の人生において重要なポイントです。人生の岐路です。裁判所側としてはどのような書き方なら納得するんでしょうか?」

「そうですね・・・誠意を持って協議に応じることと言う表記ですね・・・」裁判官は淡々と言い返してきました。

「家の売却に応じると言う点で印鑑をおすということだからねぇ」と

「なら、直接的な表記にしても良いではないですか?!」と切り替えしましたが、首を縦に振りません。

「それが、裁判所側の最大の表現なんですね?」というと書記官と裁判官は「そうです。」と答えました。

「しかたありません。ならそれで結構です。」私は答えました。なんと日本的な曖昧な表現しか日本の役所というところはできないのだろうと半ばがっくりしました。

そして、相手側への承認に移ることになりました。
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